噛み合わせ
噛み合わせは、全身の健康状態をバランスよく保つために、重要な役割を果たしています。症状としては、「肩こり」「首回りのコリ」「腕の痛み」「目のかすみ」などがあります。歯の噛み合わせが合っていれば、大きな力が歯に加わった場合でも噛み合わせに働く筋肉に、余計な緊張が起こることはありませんが、噛み合わせの位置がずれていると、たとえ強い力で噛みしめることが無くても、筋肉には常に緊張が生じるため、体調不良の原因となります。
顎関節症とは、あごの関節(顎関節)周辺に「あごが痛い」「あごが鳴る」「口が開けづらい」 などのような何らかの異常がある状態を指します。障害がおきる原因としては、顎関節部にある筋肉の緊張によるものと、器質そのものの障害がある場合が考えられます。そのほかに、心理的原因によっても、顎関節症が起こることが知られています。顎関節症は、子供から高齢者まで幅広くみられる病気ですが、特に20歳代前半と40~50歳の女性に多い病気であることがわかっています。
顎関節症の自己チェック (これらの症状がいくつかあると顎関節症の可能性があります)
- 顎が痛い
- 何もしなくても顎や、そのまわりに痛みがある
- 口の開閉で特に痛みがあり、ちょっと顎を動かしても痛むことがある
- 口を大きく開けられない
- 大きなあくびやリンゴの丸かじりができない
- 人さし指から薬指まで指3本が入るところまで口が開かない
- 顎が疲れる
- 食べ物をかんでいると顎がだるくなる
- しゃべっていると顎がくたびれる
- 口を開けると音がする
- 口を開閉すると耳のそばでカクカク、ジャリジャリなどの音がする
「キャディアックス ダイアグノスティック(ガンマ社)」
顎の動きやかみ合わせを検査するシステムです。顎関節症の方、かみ合わせに問題のある方がどこに原因があるのか?そして理想的なかみ合わせはどうあるべきなのかを、3次元的に診査してコンピュータで解析し、治療に生かすことができます。
症例 ①

虫歯の治療に来た女性の患者さんです。上下の真ん中の線がずれていたので、マウスピースで診査した結果、噛み合わせがずれていたことがわかりました。

その後歯を調整してあごの位置は落ち着き、より安定した噛み合わせを目指して、矯正治療を行いました。
症例 ②

奥歯の虫歯の治療に来院された女性の患者さんです。噛み合わせに違和感があったのでマウスピースで診査しました。
噛み合わせの治療、変色している下の前歯のブリーチングを行い、噛み合わせもよくなり、綺麗な状態になりました。
症例 ③

右の顎が動かなくなってしまった30歳代の女性患者さんです。アキシオグラフという機械で噛み合わせを診査したのち、マウスピースで顎の動く位置を確かめて、顎が正常に動く位置で歯がかみ合うよう矯正治療を行いました。今では左右ともにスムーズに顎が動くようになり、左右対称な口元になりました。

